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2025/06/04

業務効率化

承認フロー図とは?基本構成と作成ステップをわかりやすく解説

こんにちは。シンプルなのに多機能で圧倒的に使いやすい、クラウドワークフロー「kickflow」のメディア運営チームです。

承認フロー図は、申請から承認、完了までの一連の流れを図式化するものです。フロー図を作成することで、業務の効率向上やミスの軽減につながります。

今回は、承認フロー図の基本的な概要に加え、設計のステップや代表的なパターン、実務で活用する際の工夫について解説します。

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承認フロー図とは?

承認フロー図とは、業務における申請から承認、完了までの流れを視覚的に整理した図を指します。誰が、いつ、どのような条件で承認するかを明示することで、承認の滞留やミスを未然に防ぐ効果が期待されます。特に申請件数が多く、複数の部門が関与する場面では、業務全体を俯瞰できるフロー図の活用が効果的です。

このような図を作成することで、意思決定の迅速化にもつながります。初めて作成する場合でも、各ステップの担当者や条件分岐の有無を整理しておけば、実用的かつわかりやすい図に仕上げることができるでしょう。

承認フロー図を作成するメリット

承認フロー図を導入することで、申請・承認プロセスの不備が洗い出され、日々の業務の質やスピードを向上させることが可能です。ここでは、承認ミスの防止や意思決定の迅速化、さらには業務全体の効率化といった、承認フロー図を活用することで得られる具体的なメリットをご紹介します。

承認ミスや申請漏れを防げる

承認フロー図を活用することで、申請や承認の手順が明確になり、人為的なミスや申請漏れを防ぎやすくなります。申請者は必要な手順を可視化でき、承認者も自身の役割や対応のタイミングを把握できるため、抜けや重複が起こりにくくなります。

意思決定のスピードが向上する

承認フロー図を導入すると、業務プロセス全体が可視化され、誰が・いつ・どの段階で承認を行うべきかが明らかになります。これにより、申請から承認までの流れが円滑になり、意思決定までの時間を大幅に短縮することが可能です。

業務プロセス全体の効率化につながる

承認フロー図は、申請・承認の手順を整理するだけでなく、業務プロセス全体を見直すための有効な手段でもあります。ステップごとの担当者やフローの分岐点を可視化することで、不要な手続きを洗い出し、ルートの簡素化や統合が可能です。

承認フロー図の代表的なパターンと特徴

承認フロー図は、業務内容や組織構造に応じてさまざまなパターンで設計できます。適切なパターンを選ぶことで、無駄な手続きを削減し、意思決定をスムーズに進められます。ここでは、「直線型」「並列型」「条件分岐型」など代表的な承認ルートの特徴を紹介します。

直線型

直線型は、もっともシンプルで理解しやすい承認フローの一つです。申請者から承認者へと、決められた順序に沿って処理が進む形式であり、たとえば「申請者 → 課長 → 部長 → 社長」といった直列的な構成が該当します。

このタイプは業務の流れが一方向に進むため、承認の漏れや重複が起きにくく、社内での共通認識も得やすいのが特長です。一方で、承認者が多くなると処理全体に時間がかかるため、迅速な決裁が求められる場面では構成の見直しも検討すべきです。

並列型

並列型は、複数の承認者が同時に確認や承認を行う形式の承認フローです。部門をまたぐ大規模な案件や関係者が多い場合に適しており、申請は複数の承認ルートへ並行して送信されます。

この形式には、すべての承認者の承認が必要な「AND承認」と、いずれか一人の承認で次に進める「OR承認」があり、業務の特性に応じて使い分けます。申請と同時に複数の部門で検討が進められるため、承認にかかる時間を短縮できるというメリットもあります。ただし、承認者間で意見が分かれる場合には調整が必要となるため、事前にルールを明確に定めておくことが不可欠です。

条件分岐型

条件分岐型は、申請内容や金額などの条件によって承認ルートが変化する柔軟性の高い承認フローです。たとえば、経費申請で5万円未満なら課長、5万円以上であれば部長が承認するといったように、あらかじめ設定した基準に基づいてルートを自動で切り替えられます。

これにより、申請の重要度やリスクに応じた体制を構築でき、手動によるルート選択の手間も省くことが可能です。ただし、分岐の設計が複雑化すると管理が煩雑になるため、ルールの明確化と定期的な見直しが欠かせません。

指名型などの応用例

指名型は、事前に決められたルートではなく、申請のたびに承認者を個別に指定する柔軟なフロー形式です。たとえば、緊急対応が求められる案件や専門知識が必要な申請では、通常のルートを経ずに該当分野の責任者へ直接承認を求めることが可能です。

この形式により、承認のスピードが向上し、意思決定の質も高められます。一方で、承認者の選定ミスや統制の不備といったリスクがあるため、指名の基準や記録ルールを明確に定めておく必要があります。

また、応用例としては代理承認や承認者の途中変更といった対応も想定されます。こうした柔軟な設計は、ワークフローシステムを活用することで実現可能となります。

承認フロー図に使う基本図形と記号

承認フロー図をわかりやすく設計するには、図形や記号の使い方を理解することが不可欠です。基本的なステップや担当者、処理の完了、流れの方向などを視覚的に示すことで、業務全体の流れを誰でも直感的に把握できるようになります。ここでは、承認フロー図の作成に役立つ主要な図形や記号の種類とその役割について解説します。

ステップ(処理)を示す図形

承認フロー図において「処理」を示す図形は、業務プロセスの各段階を視覚化するための基本要素です。たとえば、「申請」「確認」「承認」「完了」といった処理名を記載し、矩形(長方形)で表現するのが一般的です。

図形には処理内容を簡潔に記し、色分けを行うと申請と承認の違いを一目で判別できます。ステップを可視化することで、関係者は処理の順序や責任範囲を把握しやすくなり、抜け漏れの防止や改善点の発見にもつながるでしょう。

処理完了や終了を示す図形

処理完了や終了を示す図形は、承認フロー図においてプロセスの終着点を示す役割を担います。一般的には円や楕円で表され、「完了」「終了」といった文言が記載されます。

この図形を適切な位置に配置することで、業務の流れがどこで終わるのかを関係者全員が視覚的に把握でき、認識のズレを防ぐことが可能です。開始ステップと対応させた色分けを行えば、図全体の視認性も向上します。

担当者や役割を示す図形

担当者や役割を示す図形は、承認フロー図において各ステップの実行者を明確にするために用いられます。通常は四角形やラベル付きの図形を使用し、「課長」「経理担当者」「申請者」などの職位や役割名を記載する形式が一般的です。

職位で表記しておくことで、人事異動があってもフローの見直しが最小限で済むというメリットがあります。さらに、各ステップの担当者を並べて配置すれば、誰がどの処理を行うのかが一目で把握でき、業務上の混乱や責任の曖昧化も避けられます。

流れをつなぐ線・矢印といった記号

承認フロー図における「線」や「矢印」は、業務プロセスの進行方向や分岐点を示す記号です。各ステップをつなぐことで、処理の流れや順序が直感的に把握でき、視認性の高いフロー図の構築につながります。

たとえば、申請から承認へと進む通常の流れは右向きの矢印で示し、差し戻しや却下といった逆方向には別の色や点線を使うと効果的です。このように工夫することで、通常ルートに加えて例外的な経路も明確に伝えることが可能になります。

承認フロー図の作成ステップ

ここでは、業務フローの情報収集からパターンの整理、関係者との調整まで、実務に即した承認フロー図の作成手順をご紹介します。

業務フローの情報を収集する

承認フロー図を作成するにあたっては、まず現状の業務フローを正確に把握することが欠かせません。業務の各ステップについて「誰が」「何を」「どのように処理しているのか」を明らかにし、担当者や処理内容、所要時間、想定されるトラブルなどの情報を整理する必要があります。

この段階で情報をもれなく収集しておくことで、後の承認パターンの設計や改善点の抽出がスムーズになります。たとえば、交通費精算における目視確認の有無や、金額による承認ルートの違いといった細かな運用ルールまで把握しておくと、より実態に即した設計が可能です。こうした情報の蓄積が、最適な承認フロー図を作成するための土台となります。

承認パターンや担当者などの情報を整理する

次に、収集した業務フローの情報をもとに、承認パターンや担当者の役割を整理しましょう。たとえば、申請金額や内容によって承認ルートが変わる場合には、条件分岐型フローの導入が求められます。

また、部署を横断して複数の承認が必要なケースでは、並列型やマトリックス型の採用が適しています。さらに、各ステップで誰が関与するかを職位ベースで整理しておくと、人事異動があっても柔軟に対応できる設計が可能です。

関係者にレビューを依頼し修正・調整する

承認フロー図を設計した後は、実際の業務に適しているかどうかを確認するため、関係者によるレビューが欠かせません。申請者・承認者・システム管理者など、異なる立場からの意見を集めることで、見落としていた手順や不要なステップに気づける可能性があります。

レビューの際は、内容だけでなく使いやすさや視認性にも目を向け、実務に合った改善案を取り入れることが重要です。

承認フロー図を描く際に押さえたいポイント

ここでは、実用性の高い承認フロー図を描くために意識したい要素を順に解説します。

関係者や役割を明確にする

承認フロー図を作成する際には、関係者とその役割を明確にしておくことが重要です。誰が申請を行い、誰がどのタイミングで承認を担うのかが曖昧なままだと、業務上の責任範囲が不明確になり、承認の滞留やミス、二重対応などのトラブルにつながるおそれがあります。

特に複数の部署が関与する場合は、各部門の役割や判断基準を整理し、図面上で一目で把握できるよう職位や担当者名を記載すると効果的です。

必要な図形や記号は最小限に絞る

承認フロー図を作成する際は、使用する図形や記号を最小限に絞ることで、視認性と操作性を高めることができます。特に初めて作成する場合や関係者が多いフローでは、複雑な記号や過度な装飾が理解の妨げになることも少なくありません。

基本図形は「ステップ」「完了」「担当者」「矢印」の4種類があれば十分です。それぞれの役割を色分けなどで明示すれば、フロー全体を直感的に把握しやすくなります。また、「条件分岐」や「却下」といった記号を追加する際も、全体の統一感と簡潔さを損なわないよう注意が必要です。

色分けや配置で視認性を高める

承認フロー図を見やすく設計するには、図形の色分けや配置を工夫することが効果的です。たとえば、申請ステップには青、承認ステップには緑、完了ステップにはグレーを用いることで、全体の流れを直感的に把握しやすくなります。

また、ステップを左から右、あるいは上から下へと並べることで、業務の進行方向が明確になります。さらに、「差し戻し」や「却下」などの特別な処理についても、矢印や線の色、形状を変えることでわかりやすく示すことが可能です。

ツールを使って作成効率を向上させる

承認フロー図の作成効率を高めるには、専用のツールを活用するのが効果的です。たとえば、ワークフロー図の作成機能を備えたツールを使えば、ドラッグ&ドロップで直感的にステップを配置でき、矢印や分岐条件も簡単に設定できます。

さらに、ワークフローシステムでは、処理手順を設定するだけで自動的に承認フロー図を作成してくれるものもあります。

こうしたツールの導入により、作業ミスを防ぎながら作成時間を短縮でき、業務全体の効率向上につながります。

最適な承認フロー図で業務効率化を実現しよう

承認フロー図は、業務の可視化と効率化を同時に実現できる有効な手段です。本記事では、基本構成から作成手順、代表的な承認ルートの種類や改善に役立つアイデアまでをご紹介しました。

直線型・並列型・条件分岐型などを適切に使い分けることで、自社の業務に即した承認体制を構築することが可能です。また、図形の活用や色分け、さらにはワークフローシステムの導入によって、視認性と運用性の両面を高められます。

当社では、承認フローを簡単に設定できるSaaS型のワークフローシステム「kickflow」を提供しています。

kickflow(キックフロー)は「シンプルなのに、多機能。」という点が特徴であり、直感的に使えるモダンなUI・UXを備え、システムに不慣れな方にとっても使いやすいシステムとなっています。

無料でのデモンストレーションも可能です。手軽にワークフローを実現したい企業の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

kickflowメディア運営チーム

クラウドワークフロー「kickflow」を提供するkickflowのメンバーが、稟議・申請・承認といったワークフローに関するテーマのコンテンツをお届けします。

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