2023/07/15 kickflow活用法

kickflowのAPIを活用し、反社チェック情報を簡単にHubspot上で確認できるようにしてみた【後編】

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こんにちは。kickflowマーケティングチームの @penguin です。前回の記事の後編を公開いたしました。ご覧になっていない方は、ぜひ前編から御覧ください!

2行サマリー

  • 後編では「kickflow >>> Hubspot」連携を解説
  • kickflowで反社チェックが終わると、Hubspotの「会社」オブジェクトに反社チェックのURLを連携
  • これにより、Hubspot上からkickflowの該当ワークフローを確認することが可能に

注意事項

※本連携はzapierという外部サービスを利用しており、2023年7月時点の情報を元に連携を実装しております。zapierやkickflowのAPIの仕様が変更になっている可能性や、要件・実装方法によっては実現できない可能性もございますのであくまで自己責任で実装くださいませ。

全体設計

前回は、Hubspot >> kickflow連携を実装しました。今度は逆に、kickflowで承認が完了した反社チェック申請を、Hubspotに返してあげる実装をしたいと思います。

1.zapier側で「webhookの受信」トリガーを設定

まずはトリガーで 「Webhooks by Zapier」を選択しましょう。

するとtestステップで、webhook URLが取得できます。これをコピーして…

kickflowの管理センター > 外部連携 > webhook > 新規登録 から 先程の webhook URLを貼り付け > 登録しましょう。これでkickflowとzapierが簡易的に繋がった状態に鳴ります。

※適宜送信するイベント設定や、送信対象となるワークフローなどは絞り込みも行っておきましょう。

webhoohを接続した後に、実際に反社チェック稟議をテストで申請 > 最終決裁まで回してみてください。その後にzapierに戻ってきて、トリガーのテスト画面に行ってみると…

お〜

いい感じにwebhookで申請データが取得できていることがわかりますね!

2.kickflowのwebhookの中身を取得・整頓

さて、このままではwebhookの中には膨大な情報が入っており、Hubspot連携で必要な「会社コード(Hubspot)」を、zapierの画面上から簡単に探し出せません。かなりネストしているのと、コードと会社名は別々の場所に格納されているからですね…

Hubspotのフィールド名:そのフィールドに指定された汎用マスタのコード

しかし調べていると、解決できそうなzapierの記事がありました。

How To Parse Keys and Values From Line-Item Arrays Into Zapier Mappable Values(外部サイト)

マニュアルは英語ですが、Google日本語訳など使いながら、そのまま書いてあるとおりに実装すればOKです。

上記箇所では、[Data Tikeck Form Field Tytle] *** [Data Ticket Inputs Value Code] と設定しておきます。これで、kickflowのフィールド名と、選択された汎用マスタのコード情報(つまりはHubspotの会社コード)が結合されるようになります。

3.Hubspotの該当会社オブジェクトのカスタムフィールドへ、kickflowの申請URLを連携

作業も終盤です。Hubspotの会社オブジェクトの更新アクションを選択して、必須項目を埋めていきましょう。

Object ID:先程ステップ3で取得したフィールドコードを指定します。

kickflow反社チェック URL(Hubspotカスタムフィールド):https://kfw.kickflow.com/dashboard/tickets/[Data Ticket ID]

4.実際に申請してテストしてみる

実際に反社チェック申請をkickflowで申請し、最終決裁まで実行してみると…

無事、Hubspotの会社オブジェクトに反社チェックURLが連携されていることがわかりますね。

まとめ

zapierやworkatoなど、iPaaS製品をかませて、ノンプログラミングで連携実装することができます。iPaaSの知識は少し必要ですが、これのおかげで、プログラミング経験ゼロの私でも連携が実装できています。

今後も役に立つ情報を発信していきますので、ぜひよろしくお願いします。