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2025/12/02

業務効率化

稟議と決裁の違いとは?ビジネスを加速させる承認フローの基本と効率化の秘訣

こんにちは。シンプルなのに多機能で圧倒的に使いやすい、クラウドワークフロー「kickflow」のメディア運営チームです。

企業活動において、何か新しいことを始めたり、備品を購入したりする際に必ず発生するのが「稟議」や「決裁」というプロセスです。日常的に使っている言葉ですが、「稟議と決裁の違いは何ですか?」と聞かれたとき、明確に答えられるでしょうか。

新入社員への説明はもちろん、改めて業務フローを見直す際にも、これらの言葉の定義を正しく理解しておくことは非常に重要です。曖昧な理解のまま運用を続けると、責任の所在が不明確になったり、意思決定のスピードが鈍化したりする原因にもなりかねません。

本記事では、混同されがちな稟議と決裁の違いの関係性を整理し、スムーズな業務進行を実現するためのポイントについて解説します。

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「稟議」と「決裁」の定義と違い

まずは、それぞれの言葉の意味を正しく理解しましょう。これらは一連のプロセスの中に存在するものですが、主語や役割が異なります。

稟議とは?

稟議とは、担当者が自分の権限だけでは決定できない事項について、その内容や計画を書面にまとめ、承認権限を持つ上長や関係者に回覧し、最終的な決裁を仰ぐ手続きのことです。

ポイントは、「ボトムアップ」のアクションであるという点です。会議を開いて全員で議論するのではなく、起案者が作成した稟議書を関係者が順に確認していく形式が一般的です。

決裁とは?

「決裁」とは、提出された稟議内容に対し、社長、部長、本部長など最終的な権限を持つ人物が、その案を採用するかどうか判断し、決定を下すことです。

ポイントは、最終決定のアクションであるという点です。決裁が下りて初めて、その案件は会社の正式な意思決定として認められ、予算の執行や契約の締結が可能になります。

承認との違いは?

決裁とよく混同されるのが「承認」です。
承認とは、決裁権限者の元に届くまでの過程で、直属の上司や関係部署の責任者が内容に問題がないことを確認し、同意することです。

ここまでの内容を整理すると、一般的なフローとしては以下のようになります。

  1. 起案(例:担当者が稟議書を作成)

  2. 承認(例:課長や部長が内容を確認し、次へ回す)

  3. 決裁(例:最終決定権を持つ人物が許可を出す)

つまり、承認は「通過点」であり、決裁は「ゴール」と言えるでしょう。

なぜ稟議・決裁プロセスが必要なのか

「いちいち書類を書くのは面倒だ」「口頭で許可をもらえばいいのではないか」と感じる方もいるかもしれません。しかし、組織が大きくなればなるほど、このプロセスは重要な意味を持ちます。

責任の所在を明確にするため

誰が起案し、誰が確認し、誰が最終決定をしたのかを記録として残すことで、責任の所在が明確になります。もしプロジェクトでトラブルが発生した場合でも、プロセスが適正であったか、判断基準が何であったかを振り返ることができます。これは企業の内部統制において不可欠な要素です。

情報共有と根回しの効率化

関係者全員を集めて会議を開くのは、スケジュール調整だけでも大変なコストがかかります。稟議書というフォーマットを用いることで、関係者は自分のタイミングで内容を確認できます。また、システム導入なら情シス部門、契約なら法務部門など、関連部署にも回覧することで、横断的な情報共有漏れを防ぐことができます。

記録の保存

「いつ」「いくらで」「なぜ」その購買や契約を行ったのか、という記録は、経理処理や監査対応において必須です。口頭での約束は記録に残りませんが、稟議・決裁を経ていれば、公式な文書として証拠能力を持ちます。

稟議・決裁でよくある悩みとボトルネック

稟議や決裁の重要性は理解していても、現場ではこのプロセスが仕事の遅れの原因になることが多々あります。多くの企業が抱える共通の課題を見てみましょう。

「今どこにあるの?」が見えない

紙の書類やメール、Excelでのバケツリレーを行っている場合、申請した稟議書が現在誰の手元にあるのかがわかりません。
「急ぎの案件なのに、部長の机の上で3日間止まっていた」といった事態は、ビジネスチャンスの損失に直結します。

差し戻しや修正の手間

「フォーマットが古い」「必須項目が抜けている」「添付資料が足りない」といった理由での差し戻しは、起案者・承認者の双方にとって時間の無駄です。また、差し戻された後に再申請する際、バージョン管理が煩雑になり、どれが最新版かわからなくなるケースもあります。

過去の稟議が探せない

「3年前に似たようなシステムを導入したはずだが、そのときの選定理由は?」「過去の契約条件はどうだったか?」を確認したいときに、紙のバインダーやファイルサーバーの奥底から情報を探し出すのは至難の業です。過去の知見が活かされず、同じような検討を繰り返してしまう非効率が発生します。

決裁スピードを上げ、ビジネスを加速させる3つのポイント

稟議・決裁は単なる事務手続きではなく、企業の意思決定スピードそのものです。これらのプロセスを最適化することは、企業競争力の向上に繋がります。

1. 権限規程の明確化と見直し

まず行うべきは、ツールの導入以前の「ルールの整理」です。
例えば、「5万円の備品購入に社長決裁が必要」といった状態になっていないでしょうか。金額や重要度に応じた権限規程を整備し、適切な権限委譲を行うことがスピードアップの近道です。
また、承認ルートに不必要に関係者を入れすぎていないかも見直しましょう。念のため見ておいてほしい人は、承認者ではなく閲覧者として設定するなど、承認のハードルを下げる工夫も有効です。

2. フォーマットの標準化と入力支援

稟議書の書き方が人によってバラバラだと、確認する側の負担が増えます。
「目的」「費用対効果」「リスク」「スケジュール」など、判断に必要な項目をテンプレート化しましょう。
また、申請者が迷わないよう、選択肢をプルダウンにしたり、必須項目をシステム的に制御したりすることで、記入ミスや記載漏れによる差し戻しを減らすことができます。

3. ワークフローシステムの導入による脱ハンコ

物理的な紙や印鑑に依存している場合、出社しなければ承認ができない、郵送に時間がかかるといった物理的な制約を受けます。
クラウド型のワークフローシステムを導入することで、スマートフォンやPCからいつでもどこでも承認・決裁が可能になります。これにより、出張中の役員が決裁できないために業務が止まるといった事態を回避できます。

柔軟な稟議・決裁を実現するなら「kickflow」

もし現在、稟議・決裁のプロセスにおいてスピード感の欠如や管理の煩雑さを感じているのであれば、システムの刷新を検討するタイミングかもしれません。

クラウドワークフロー「kickflow」は、直感的な操作性と柔軟な設定で、企業の意思決定を加速させます。

複雑な承認ルートも柔軟に設定可能

kickflowは、金額や条件による承認ルートの分岐はもちろん、組織変更時のメンテナンスも容易です。また、申請中の稟議に対するステータス管理が可能であり、単に「承認待ち」なだけでなく、「法務確認中」「見積取得中」といった詳細な状況を可視化し、プロセスの透明性を高める設定も可能です。

承認後の業務も自動化

決裁が下りたら、次は発注処理や契約手続きが必要です。kickflowの「パイプライン機能」を使えば、例えば購買稟議が承認完了したタイミングで、自動的に次の発注依頼の申請を作成し、内容を引き継ぐことが可能です。これにより、転記ミスを防ぎ、業務のシームレスな連携を実現します。

まとめ

稟議や決裁は企業の健全な運営と成長に不可欠です。しかし、そのプロセスが形骸化し、ビジネスの足枷になってしまっては本末転倒です。

ルール、フォーマット、そしてツールの3つの観点から、自社の稟議・決裁フローを見直してみてはいかがでしょうか。無駄な待ち時間や作業を削減し、本来注力すべきコア業務に時間を使える環境を整えましょう。

この記事の監修者

kickflowメディア運営チーム

クラウドワークフロー「kickflow」を提供するkickflowのメンバーが、稟議・申請・承認といったワークフローに関するテーマのコンテンツをお届けします。

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